私なすびくんは、某中堅会社の中年サラリーマンである。
今週金曜日は、夏季賞与の支給日である。
今は、明細書が上司の話の後手渡されるだけだが、
その昔は、その時間が近づくと落ち着かないものであった。
当然である、現金支給だから。
まず、もらったときの重みと厚みが違う(小銭も多くあるが・・・)。
さすがに上の人は、厚みがあって立つらしい。
もらって、ポケットにいれるときに曲げるときの感触、
そして、ポケットにいれたときの感触は良かった。
車でかえるときや車の乗り降りのときの周りをきょろきょろ。
きっと、他の人からみれば、ばればれかもしれない。
週末なので、銀行にも預けれないので、家で保管になる。
まっすぐ、寄り道もせず、家に一直線。
当然、週末ほとんど家をあけることはない。
夜には、部屋にこもり、畳の上にお札を一枚ずつならべて、
そのながめに感動する。
しかし、時とともになぜかしらなくなっていく。
今のご時勢、このような気持ちはもう味わうことができなくなってしまった。
家に帰っても、家内に渡すも、銀行に行けば金額もわかっている。
しかし、通帳の額を見たときには、少し多くなっているのに感動した
(月末の給与の1週間後が賞与だから)。
今週は、先週遠くに出かけたし、明日ソフトの試合もあいそうなので、
今日は何かおいしいものでも食べに行くことにしようかな。
画像は、先週見た一輪のニッコウキスゲと八島ヶ原湿原です。